Emacs21 on X

普段は、XEmacs 21.4.6 というのを、ここの所使わせて頂いているのですが、 Emacs 21 は、少し前に使っていた Emacs 20.7 等と比べて、かなりカラフル、パワフルに変化しています。

今まで苦手としていた画像を XEmacs とほぼ同等に扱えるようになっており、また、フォント周りも、手元の環境でのみしか比較していませんが、とても、きれいに洗練されたように思います。

使わせて頂いている Debian も unstable な物 (現時点で sid)なので、ポーティングというか、新しい物が、積極的に採り入れられていて、かなり良くなっているというのもあるかも知れません。(特にフォント周り)

最近では、w3m (emacs-w3m) で、MS Word や、Excell ファイルも読めるようですし、あぁ、また便利になってゆく、、

Wanderlust の Folder モードを左上に残しつつ、html を編集しながら、w3m で、プレヴュー。 w3m のバッファには、jfbterm 上の Emacs21 をデジカメでとった画像が見えてます。^^;

今までも、リモートから ssh で入って作業したりとかの場合、rxvt 等、ターミナル内での作業等では、Emacs が便利なケースがある(と思う)のですが、 Emacs 21 の配色は、なかなか良いです。現時点では、多分、このようなケースの場合、XEmacs よりも Emacs21 の方が良いのではないでしょうか。

ただ、設定がまずいと、"なんだこれ"という配色になる可能性がありますので、 ~/.Xresources と、~/.emacs (の custom 関連)で、十分設定する必要があるかもしれません。

何かを参照しながら、何かのファイルを編集するような場合、ターミナ自体はひとつで、 Emacs で画面を分割し、複数のバッファを巡回しながら作業する、というのは、ありがちではないかと、、^^;

また、今まで(20.7との比較)、M-x shell や、M-x eshell とかして、シェルを利用しようとすると、かなりきちんと設定してないと、うまくない部分があったりしたと思うのですが、今度の M-x eshell は、かなり完璧、使えます(きっぱり)。

(ん、、ポートフォワーディングってのも、あるようですが、まだまだ勉強不足…)

また、私、ターミナルは、 krxvt を愛用しておりますが、こいつの中で、emacs -nw した時も結構いけます。

ただ、~/.Xresource (ディストリビューションによっては ~/.Xdefault ?)で、配色の設定が調整出来てないと、次の画像のように、とても見づらくなります。

.emacs については、変数等、Emacs20.x とは、ちょこっと変わっているようなので、慣れない場合、かえって最初から書いた方が困らないかもしれないと思います。最初、今までの .emacs を後生大事に利用しようとしてはまりました。^^; もちろん、わかってらっしゃる方には、その必要はまったく無いでしょう? ^^;

もし、起動時に、エラーが表示される時は、emacs -vanilla とか、emasc -q とかで、 ~/.emacs を読まないようにして起動してみて、エラーが出なければ、 ~/.emacs の中に原因があると思われます。

私の場合、どれが原因が特定出来ない場合、一旦、全部コメントアウト(とか、別名で保存)、して、ちょっとずつ書き戻すか、M-x tab で、候補を出して、確認してから再度 .emacs に戻す、 M-x describe-function や M-x describe-variable とかして、調べてから書き直ししています。

私の場合、~/.Xresources の設定は、Emacs21 と、XEmacs21.4 だと、Emacs21 の背景色は

Emacs.default.attributeBackground:#02191E

で、XEmacs 側は、

XEmacs.default.attributeBackground:#01291E

みたいな感じで、それぞれ設定しています。

他にもあるのですが、どこまでこれが効いているのかは、定かでありません。^^;

21.4 あたりの XEmacs の方は、デフォルトで、~/.xemacs/init.el や custom 関係は、~/.xemacs/custom.el を見るようになっているようですので、見通しの点でも、いっそ、すっきり分離してしまうというのも手かもしれません。

先日、xemacs-users-ja@xemacs.org で、XEmacs の初期化ファイルについて話しが出て、 XEmacs の初期化ファイルをどうしたら ~/.xemacs/init.el でなく、 ~/.emacs を読ませる事が出来るのか、について、皆さんから教えて頂きました。感謝 _o_

~/.xemacs/init.el が存在しない状態で、~/.emacs に (setq load-home-init-file t) で、 xemacs 21.4 でも .emacs を読むようです。

ただ、私の場合、性格的にとても整理が下手くそで、どれがどれとか、custom 関連とか、ぐちゃぐちゃにしそうなので、default の動作に従い、

~/.emacs に Emasc21 用の設定と、その custom-set-* 関連
~/.xemacs/init.el に XEmacs21.4 用の設定
~/.xemacs/custom.el に XEmacs21.4 用の custom-set-* 関連

に分ける事にしました。^^;

.emacs 内で、custom から設定した物と、(set-*) とか、手で書いた設定が、ダブっていると、うまくいかずに、"あれ"っと悩む事になります。もし、似たような変数名等があれば、まず、どちらかをコメントアウトしてみると良いでしょう。

軽さという点で、Emacs20 系という話しもあるでしょうが、私、捨てて(apt-get remove --purge)しまいました。^^; (.emacs 内に共存させるのも面倒だったので。^^;)